脱出・防衛
会社を辞める前に、必ずやっておくべき「7つの準備」。
感情が落ち着いているうちに、静かに動いておく
衝動的に辞めるのは、最もリスクの高い選択です。辞める前に、静かに準備した人が、静かに生き延びます。
「もう限界」と感じた瞬間は、誰にでもあります。その感情は正しい。でも、その感情のまま動くのは、別の話です。
私は、衝動的に職場や家庭の役割を手放そうとして、かえって立場を悪くした時期があります。感情的なタイミングで動くと、相手に主導権を握られます。準備をしてから動いた人間の方が、結果的に損をしない。それを身をもって学びました。
この記事は、「辞めることを決めた人」ではなく、「辞めるかもしれないと感じ始めた人」に向けて書いています。感情がまだ落ち着いている今のうちに、静かに準備しておきましょう。
なぜ「感情的なタイミング」は危険なのか
感情のピーク時に辞表を出すと、交渉力がゼロになります。相手は「あなたが追い詰められている」ことを知っているから、引き止め工作も、条件の切り下げも、すべて相手ペースで進みます。
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逃げることは恥ではありません。ただ、逃げるなら、準備してから逃げた方が、ずっと安全に逃げられます。
準備とは、体力の温存でもあります。辞める前後の数ヶ月は、精神的に一番消耗します。その時期に「なにも用意していなかった」という状態にならないために、今動いておく必要があります。
辞める前に静かに動いておく「7つの準備」
準備 1 収入の「3ヶ月分」を手元に残す
生活費3ヶ月分のキャッシュがないうちは、辞めるタイミングを焦らないことです。経済的な余裕がないと、精神的な判断が鈍ります。「お金がなくても辞められる」という人もいますが、その後の苦労を見ていると、私はすすめません。
準備 2 「辞めた後の収入源」を1つだけ作っておく
月2〜3万円でも構いません。在宅の副収入が1つあるだけで、辞めた後の心理的安定が全く違います。「ゼロではない」という事実が、あなたの交渉力と胆力を支えます。
準備 3 自分名義の口座・カードを整理する
特にパートナーや家族と家計を一緒にしている方は、自分だけが動かせるお金の流れを確保しておくことが重要です。いざというとき、誰かの許可なく動けることが「防衛」の基本です。
準備 4 退職後の「社会保険・年金」の手続きを事前に調べる
辞めた後に一番驚くのが、国民健康保険と国民年金の支払いです。在職中の保険料より高くなることがあります。辞める前に、市区町村の窓口か、ファイナンシャルプランナーへの無料相談で確認しておいてください。
準備 5 「退職代行サービス」の存在を知っておく
「自分では言い出せない」「引き止めが怖い」という場合のための選択肢として、頭に入れておくだけで十分です。使うかどうかは別として、「代わりに動いてくれる人がいる」という事実は、精神的な逃げ道になります。
準備 6 在職中に「スキルの証明」を一つ作っておく
クラウドワークスの実績でも、小さなポートフォリオサイトでも、SNSの発信履歴でもいい。「私はこれができます」と外に向けて示せるものを、辞める前に最低一つ持っておくこと。それが次の収入への橋になります。
準備 7 「話せる人」を一人だけ作っておく
家族には言えないこともあります。職場の人には言えません。オンラインのコミュニティでも、有料のカウンセリングでも、SNSで繋がった同じ境遇の人でもいい。「誰にも話せない」状態が、一番危うい状態です。
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全部やらなくていい。「一つだけ」今日やる
7つ全部を今すぐやろうとしなくていいです。疲れているときに、大きなリストを全部こなそうとすると、何もできずに終わります。
今日は、この7つのうち、一番ハードルが低いと感じたものを一つだけやってみてください。口座を確認するだけでもいい。退職代行サービスをGoogle検索するだけでもいい。一つでも動いた人間は、何も動いていない自分とは、もう違う場所に立っています。
準備した人間が、静かに生き延びます。
次の記事では、退職代行サービスの選び方と、使うべき状況・使わなくていい状況を整理しています。感情的になってから読むのではなく、今のうちに読んでおいてください。
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シバ
シバ(Authentic Styles 運営者)
40代。誰にも依存しない生き方を静かに実践中。
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